毎日使うからこそ、見るたびにちょっと嬉しくなるような、とびっきりお気に入りのマグカップを選びたい。ということで、古いものを大切に長く使い続けるアンティークを愛するイギリスの、有名な高級食器ブランドを調べたのでシェアしたいと思います。
Royal Crown Derby ロイヤルクラウンダービー
1750年に創業された、イギリスで最も歴史ある陶磁器ブランド。その名の通り、英国王室を始め各国の王侯貴族に愛されてきました。現在でも英国国内で生産を続けている、数少ないブランドの一つです。発祥地であるダービーには、磁器類の博物館や見学のできる工房、ギフトショップやレストランがあります。
アイコニックなオールドイマリのコーヒーマグカップ。日本の伊万里焼きのデザインとダービー様式を融合した、磁器と漆器の両方を感じることのできる最高傑作と言えるデザインは、すべて熟練の職人によって描かれています。この伊万里焼きのデザインによって、ブランドの名は世界に広まることになりました。
スケッチはロイヤルクラウンダービーでは珍しい、モダンでシンプルなデザインのコーヒーマグ。素朴で温かみのあるカップに、日本の金継ぎを思わせるデザインが施されています。
Royal Worcester ロイヤルウースター
1751年に創業されたブランド。高度な技法による美しい絵付けと大量生産を両立させたことで、イギリスで初めて陶磁器メーカーとしてロイヤルの称号を得ました。代表作はフリーハンドの絵付けと焼きだけで6回繰り返す、手間と時間をかけた工程によって仕上げられる「ペインテッド・フルーツ」。2009年にストークオントレントのポートメイリオンに買収され、ウースターでの生産は終了しています。
ボーンチャイナのマグに、イギリスを代表するアーティスト・ウィリアムモリスのあまりにも有名なストロベリーシーフの柄がペイントされたコラボマグカップ。
ボーンチャイナの美しさを堪能できる、シンプルなセレンディピティのホワイトマグカップ。
Wedgwood ウエッジウッド
1757年設立のイギリスの陶磁器メーカー。現在はフィンランド企業の傘下に入っていますが、ストークオントレントに本社があります。
旅で出会った世界各地のエキゾチックなモチーフやカラー使いが特徴のワンダーラスト。シーズンによって新作が出るので、コレクションしたくなる人気のシリーズです。
白く美しいファインボーンチャイナのマグカップ。英国を代表するファッションデザイナー、ジャスパーコンランによるコレクションです。究極のシンプル&ミニマルながらも、スタイリッシュさを感じるフォルム。食器洗い機と電子レンジ対応で、実用性も兼ね備えています。
Spode スポード
1770年に焼き物の町・ストークオントレントで設立されたイギリスの陶器ブランド。スポードの代表作である銅版転写技術による美しいブルーの絵付けと、当時は未完成だったボーンチャイナの生産技術を完成させたことでその名を広めました。
古代ローマをモチーフにした「ブルーイタリアンコレクション」。現在も世界中で愛されています。
イギリスを代表するアーティスト、ウィリアムモリスの有名なストロベリーシーフ柄のコラボマグ。華やかながらも落ち着いたモノトーンで、テーブルのアクセントにぴったりです。
Burleigh バーレイ
1851年に設立されたイギリスの陶器メーカーです。現在も伝統的な手法を用いて、英国内で生産されています。ストークオントレントにある工房には、ファクトリーショップやビジターセンターが併設されています。
バーレイのコレクションの中でも人気なのが、ブランドを代表するブルーキャリコシリーズ。和食器にも馴染みやすいブルー×ホワイトのデザインは、日本でも大人気です。
次いで人気なのは、淡い色付けのアジアティックフェザンツ。こちらもアジアンインテリアになじみの良いデザインです。
気になるブランドはありましたか?お気に入りのマグカップが見つかりますように!