イギリスといえば…雨を思い浮かべる方も多いのでは。そう、特にイギリスの冬場は雨がとっても多いのです。まるで日本の梅雨のよう。(夏は逆にまとめて降る雨が少なく乾燥しています。)
北部や内陸の冬はとくに厳しい寒さな上に雨も多いとなると、欠かせないのはウォータープルーフの防寒アウターです。
私も子供が小学校のレセプション(小学校準備クラス・0年生的な感じです)に入学したので、6年生までこれから7年間、毎日の送り迎えは必須。そして、英国の小学校は登下校時間の前後10分間しか教室のドアが開かないので、必然的に外での待機時間があり、しかも9月入学のイギリス。これからどんどん寒くなっていくので防寒命!なのです。
現在は防水アウターを持っていないのですが、イギリスではどこのものを買えばいいのかわからなかったのもあるので、この機会に人気の防水アウターブランドを調べてみました。
ちなみに、これは日本のアパレルでもそうですが、マーケティング上分かりやすいのでウォータープルーフと検索されていますが、ファッションブランドで使用される生地の一部は、厳密には防水(ウォータープルーフ)というよりは撥水(ウォーターレジスタント)仕上げとなっている場合もあります。
ジュールズ Joules
イギリスで最も検索されているのは、ジュールズのウォータープルーフコート。一番暖かそうだったのは、首回りとフード周りにフェイクファーがついていて、ロングタイプ Cherington Showerproof Longline Padded Coat 。首回りのファーがあるのと無いのでは体感温度はかなり違うので、重要ポイントです。
ショートタイプの Gosway Fur Trim Padded Coat もありますが、徒歩で移動が基本な人(私)だとロングタイプでないとイギリスの冬は寒すぎると思います。お尻や腰は冷やしたくないですしね。
車移動が基本な人は、逆にロングタイプだと邪魔になるので、ショートタイプが便利かもしれませんね。身長が低めな方も、ショートタイプを選んでヒップ周りの防寒をインナーで対策するのがいいかも。
実用的な機能に加えて、英国ファッションブランドならではの、きれいめなスタイリングにも合う上品なデザインが人気の理由です。
ノースフェイス North face
続いては、日本でも大人気のアウトドアブランドノースフェイスのウォータープルーフコート。特にレビュー評価も高い WOMEN’S RECYCLED ZANECK PARKA は、フード周りにファーもついて暖かさも申し分なし。スポーティやストリートスタイルには、ショートタイプの撥水加工ダウンが人気です。
シーソルト Seasalt
もはやアイテム名での検索が多かったシーソルトの Janelle Waterproof Coat は、ブランドの冬アウターのベストセラーアイテム。シンプルなエイジレスに着られるデザインと、海辺の町コーンウォール発祥だけあって、強い潮風にも耐えられる防水・防風・通気性に優れた機能に合わせて、マシーンウォッシャブル(洗濯機可)という実用性の高いコートです。
フード周りのファーはありませんが、フード内側とネックから背面にかけてボアライナーがついています。
レガッタ Regatta
英国生まれのブランド、レガッタのウォータープルーフコートも人気があります。アウトドアブランドだけあって、防水防寒の機能性はお墨付き。フード周りのファー付きタイプも、ファーが取り外せる仕様だったり、袖口にもボアライナーが付いていて温かさを逃がさない作りになっていたりします。
ネクスト Next
日本でも事業展開のある、イギリスのグローバルファッションブランドのネクスト。トレンドデザインのアウターがお手頃価格で豊富に揃っています。また、ネクストのオンラインショップは他のファッションブランドも扱うプラットフォームとなっているので、たくさんのアイテムが一度にチェックできます。
バブアー Barbour
英国の老舗アウトドアブランドバブアーは、キャサリン妃の愛用ブランドとしても知られています。ワックスドジャケットが有名な、1894年創業という歴史あるブランドで、時代を経ても愛され続けるタイムレスなデザインが魅力です。男女ともに、飽きがこず長く愛用できるアウターをお探しの方にオススメ。
テスコ Tesco
イギリスのスーパーマーケット・テスコのプライベート衣料品ブランド、F&F。日本でいうとイトーヨカドーやイオンの衣料品売り場に当たりますが、イギリスのスーパーのファッション売り場を侮るなかれ、デザインや機能のクオリティはかなり高いです。
雨が多い上に公園は芝生などが多いイギリスでは、小さい子供がいるとアウターも汚れがち。プチプラ価格なテスコのアウターなら、泥はねなどを(比較的)気にせず着られます。
ただ、一店舗あたり各サイズ1・2点しか置いていなかったり、品切れしても再入荷もしていないことが多いので、人気の物はすぐに無くなりがちです。気に入ったものを見つけたら即買いが鉄則。
気になるブランドはありましたか?単価の高いアウターは、ブラックフライデーのセールを狙って、今から目星をつけるのもいいですね。寒い冬を乗り越えられる、お気に入りのアウターが見つかりますように!